○　囲碁棋士と俳優のカップル 女流棋士・小川 誠子（おがわ ともこ、1951年<昭和26年>4月1日 - 2019年<平成31年/令和元年>11月15日）と俳優・山本圭の夫婦これはきわめて珍しい。どのような出会いかというと、各界との囲碁の対戦会があって、そこで知り合ったそうだ。

○　小川誠子 6歳で碁を覚え、１４歳で全日本女流アマチュア囲碁選手権大会に優勝。「おかっぱ本因坊」として話題になり、これを機会に木谷實の内弟子となった。囲碁の世界は、男性18歳、女性23歳がプロへの年齢制限だが、18歳でプロ（入段）。現在六段。57歳で500勝達成（杉内寿子に次ぐ女流2人目）。　30代の時に10年間、ＮＨＫ杯テレビ囲碁トーナメントの聞き手を務めた。

○　山本圭 映画俳優で舞台俳優でもある。父方の叔父は映画監督の山本薩夫。兄弟３人とも俳優。兄・山本學、弟・山本亘。趣味は渓流釣りと囲碁。 映画『乳房を抱く娘たち』、『若者たち』、『戦争と人間』、『小林多喜二』などの作品に出演。毎日映画コンクール助演男優賞などを得ている。舞台俳優としては、シェイクスピア作品に多く出演している。『ハムレット』、『お気に召すまま』『リチャード三世』など。

○　うわさ 動物学者である　ムツゴローこと畑正憲の本に書いてある：　　　二段の腕前の山本圭さんに質問した。 　　　　　「奥さんとお打ちになりますか？」　　「いやぁ」 圭さんは曖昧にぼかした。でも、打っちゃいないという雰囲気があった。一説には、圭さんはよい師を妻に得て、どんどん上達していると噂があったが。 俳優山本のもう一つの趣味・渓流釣りは、ムツゴローの手ほどきで始まったらしい。ムツゴローの動物王国は北海道。そこで川に案内したのが釣りのスタート。あっという間に釣り師に成長し、北海道の動物王国に泊まるようになる。そして、ヒグマが出没するので地元の釣り師はめったに入らぬ川に１人で出掛けて特大級の山女魚を釣ってご満悦。そんなの釣ったことないムツゴローは悔しがって悪口：　「いっそ、ヒグマに喰われっちまえばよかったのに」 ムツゴローは時々小川プロに指導碁を打って貰っているという。小川プロを師匠と仰ぐ。